日本史の「謎解き」22 身近にあるぞ”性の讃歌”

地元・愛知県には、ちょっと風変わりな?神社があります。
名古屋鉄道「楽田」駅を基準にして、その南方に位置する
田縣神社(小牧市)と、東方に位置する大縣神社(犬山市)です。
所在市は異なるものの、両社の距離は割合近いと言えます。 
※ 楽田= 「小牧・長久手の戦い」(1584年)の折、小牧山(小牧市)の
       徳川家康に対峙する羽柴秀吉の本陣とされた地(犬山市)。


「子孫繁栄」を願うお祭りはさして珍しいものではありませんが、
この田縣神社「豊年祭」におけるそれはちょっとばかり迫力
に満ちています。 ※毎年三月十五日、またはその直前の日曜日

ここから先はうまく筆を運べそうにありませんので、真摯な心で
神社側の公式説明?を転記するに留めますが、
~豊年祭とは、毎年新しく檜で大男茎形(おおおわせがた)
  奉製して田縣神社の神様にお供えし、今年一年が豊かな
  年であることを祈るとともに、万物の育成、子孫の繁栄を
  祈願する当社最大の神事です~
 こう、案内されています。

別名「扁之古(へのこ)祭」ともいい、男根をかたどった神輿を
担ぎ、小ぶりな男根をかたどったものを巫女たちが抱えて
練り歩くこともあって、神社側もいささかワル乗り?気味に、
~これは「天下の奇祭」ではなく・・・「天下の祭」である~

そのド迫力の「奉納物」?は下の写真でもとくとご確認頂けます。
で、田縣神社「男性」ということなら、よほど勘の悪い人でも
大縣神社が何であるかは推測できるところです。
そのヒント?として、これも下に写真も添えました。

念のために書き添えるなら、それはもちろん「女性」ということ
であって、決して「ニューハーフ」ということではありません。
ですから、こちらの「豊年祭」の別名は、当然ながら「於祖々
(おそそ)祭」
と呼ばれ、女陰をかたどった山車などが練り歩きます。
※要するに、田縣神社「扁之古」大縣神社「於祖々」は 一対のお祭り。

双方のお祭りは、その「あけっぴろげ」加減において、「もう笑っ
ちゃうほかない」と言われているほどの破天荒ぶりで、その面で
特に外国人の方々の人気も集めているようです。


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 大縣神社の・・・ズバリ「姫石」!     田縣神社の「扁之古祭」

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しかしまあ、「性の讃歌」は「天下の祭」?ならずとも、割合
身近なところにも残されているものです。

たとえば、女の子の健やかな成長を祈る「雛(ひな)祭り」(3月3日)
にお供えする「菱(ひし)餅」や「白酒」にもばっちり性的な意味合い
が込められていることを知りました。

つまり「菱(ひし)餅」が「女性器」を表現し、それに対して「白酒」は
男性、つまり「精液」を意味しているとのことです。
う~ん、日本文化ってさすがに奥が深い!

そうすると、男の子の健やかな成長を願う「端午の節句」も例外
ではあるまい・・・こう考えるのが人情です。
はたして、古来から「端午の節句」とされてきた5月5日(現:子供
の日)
には二種類の「餅菓子」が登場します。

そう、「粽(ちまき)「柏(かしわ)餅」です。
では、それの何が「性の讃歌」なのだ?

う~ん、その点はさほど難しい謎でもなく、それぞれの造形を注意
深く眺めてみれば一目瞭然で、「ちまき」は男性器、それに対して
「かしわ餅」は女性器を表わしています。
※すご~く勘の鈍い方のために、親切にその「造形」画像も添付しました。

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     「かしわ餅」=女性        「ちまき」=男性


つまり、先の「扁之古(へのこ)祭」「於祖々(おそそ)祭」と同様に、
こうした「節句の餅菓子」も相当に「あけっぴろげ」な「性の讃歌」
になっているわけです。

もっとも「あけっぴろげ」が決して悪いこととは思いませんが、
繊細な神経を持つ人が、こうした細かな由来を知ってしまうと、
今後において「ちまき」「かしわ餅」を頬張ることに妙な躊躇が
働くことにもなりかねません。

それではあまりにも「お気の毒」ですので、そうした傾向のある
人は、これまでの説明をスッパリ忘れ去ってください。 
なにッ!~忘れよう忘れようとしても思い出せない~ってか?
それを聞いて、今ちょっとばかり安心することができました。





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