幸運な国家 Part弐

PartⅠの昭和の「敗戦による「占領軍の統治」に続いて、
「外国の侵略」に直面した鎌倉時代の「元寇」を今回のPartⅡで、
取り上げてみよう。 実は、この時も日本にとっては
「「国家存亡の淵」であったと思えるからである。

画像
~元の大軍が、この日本に戦争を仕掛けてきたが、
その二度とも暴風によって自滅した~ 「元寇」に対する日本人の
平均的なイメージは、このくらいなのモノではないだろうか。
間違っているとは言えないが、しかしこれだけでは「国家的な
危機」だったことの認識が充分とは言えないゾ。

そう、かなりの「危機」だったのである。
何しろ、この時代の「元」は世界最強の騎馬軍隊を有し、その
支配圏を遥か西ヨーロッパまで拡大しているのである。
ヨーロッパですゾ、ヨーロッパ! その勢いを今度は日本に向けて
きたのだから、並大抵の「危機」ではない。

こんな敵に目を付けられたこと自体がすでに「国家的な危機」で
あった上に、それが一回だけでは終わらずに、さらに「後編」も
あったことを考えれば、その「ピンチ度」はハンパではない。
事実、この時代の朝鮮半島では「高麗」が、その「元」の実質的な
「植民地」になっている。

ただ、防衛する日本側にもいくつかの「幸運」があった。
ひとつには「海」だ。
日本の国土が陸続きであったなら、最強の騎馬軍隊は通常
通りに攻めて来たのだろうが、幸いなことにここには
「海(日本海)」があった。

その「海」を渡るためには兵士も馬も武器も「船」で運ぶ必要が
あった。
当然、すべてのモノ(兵士も馬も武器も)の員数が「船」で運べる
範囲に限られてしまう。 特に「馬」は問題だ。
最強「馬」がいてこその騎馬軍隊にとって、運べる「馬」の
数が限られてしまうことは、かなりの戦力ダウンになったはずだ。

もうひとつには、この時の日本政府が「軍事政権」であったこと
だろう。 「元」の侵略に対して、「軍事政権」鎌倉幕府としては
戦うほかに選択肢はなかったのである。

もし、少しでも「軟弱な」姿を見せれば、政府の存在意義を
問われ、悪くすれば実際の「元寇」より以前に、内部崩壊した
可能性だってあったかもしれない。
それもあって、鎌倉政府は世界最強の軍隊を相手に結局バクチ
のような「ガチンコ勝負」に出た。

結果からすれば、これが功を奏した。
鎌倉軍の想像以上の抵抗に出くわしたことで、戦闘部隊は野営を
断念し、結局「船」で寝泊りすることに追い込まれたのである。
そこへいわゆる「神風」が襲ったことになる。
野営ならともかく、その肝心の船が沈没してひとたまりもない

ただ単に「神風」が吹いたから、元軍が敗北したのではなく、その
下地に鎌倉武士の奮戦があったからこそ、元軍は「舟」に留まり、
その結果として致命的な損害を出すに至ったのである。
その過程の一部分を意図的に軽視するのはフェアとは
いえないだろう。

このとき、確かに「幸運」が舞い込んだ。
しかしそこには、その「幸運」を引き寄せるだけの確かな努力が
あったことは、きちんと認めるべきであろう。 ところが、この時の
時宗の「功績」を朝廷はまったく評価しなかった。
「国を守った」ことより、「戦争を行った」ことは良くない、と
この点を指摘したワケだ。
朝廷(天皇)がこの功績を認め、時宗に「従一位」の官位を贈った
のは、実に20世紀に入ってからのことである。

さて、この時の「国家的な危機」は、どのくらい「切羽詰った」もの
であったのか?
これについては下の事実がしっかり物語っている。

「元寇」は1274年と1281年の2回。
その事態の指揮に当たった鎌倉武士・総司令官であった北条
時宗の死は1284年。 享年34歳(満32歳)
当時としても「若い」と言える年齢で没していることを見れば、
「元寇」にどれほど神経をすり減らしたのかは一目瞭然である。
<続>

そういう私は時宗の没年齢を超えて、今なお健在である。
時宗のように過大な「ストレス」を溜め込むことは良くないので、
ストレス解消のつもりで、この「日本ブログ村」に投稿していたの
だが、逆に「それがストレスの原因だ」と指摘されちまった。
人生はホンニ難しいモノよのう!


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