日本史の「アレンジ」08 現代版”大八州”誕生す!

明治元年(1868年)を基準にすると、本年(2014年)は「明治146年」
ということになります。
この間の変化は劇的で、現在の日常生活ではごくごく当たり前
になっていながら、146年前には陰も形もなかったというものも
決して少なくありません。

たとえば、電車・自動車・飛行機・冷蔵庫・空調機・テレビ・パソ
コン・インターネット・携帯電話・・・数え上げたら、それこそ
キリがありませんが、これらすべては146年前には想像すら
出来なかったものばかりです。

人間の行動範囲もその通りで、旧藩領地単位から新たに
県単位の区割りに改造した「廃藩置県」(1871年)が実施され
ましたが、確かにその頃にはまさしく「外国」そのものだった
「隣国」へも、現在なら車を少し走らせれば割合ラクに到達
できるようになっています。
つまり、社会全体も相対的にメッチャ狭くなったわけです。

ところがそれほどの変化がありながら、この「廃藩置県」による
行政区割りには、その後にさほどの改革がなされていません。
いや、幾分の見直しはあったにせよ、少なくとも自動車や電話
などの誕生・進化に見る「劇的変化」の域にまでは達していない
のは本当のところでしょう。

そこで今回の~現代版”大八州(おおやしま)”誕生す!~です。
ちなみに、この「大八州」とは「国生み神話」に由来する
我が国の国名を指しています。
※「古事記」では,淡路・四国・隠岐・九州・壱岐・対馬・佐渡・そして本州を
  指して「八つの島から成る」とされているようです。


なにもそこまで遡る必要はありませんが、要するに現在の
「47都道府県」の行政区割りも、そろそろお手入れ(改革)
必要な時期に来ているのではないかと言いたいわけです。
「廃藩置県」以来、一世紀半もの長きに渡って使い続けている
からには、なにかと経年劣化?した部分もあるでしょうからね。

では、昨今話題になっている試案段階の「道州制」か?
確かに現在の「47都道府県」の数をぐ~んと減らして、
「9/11/13道州」に統合再編しようとする方向性は注目されます。

しかし、「9/11/13道州」のいずれの試案にも、そこに一種の
「差別意識」または「特権意識」が見え隠れしている点、また
同時に日本の歴史を軽視している点が気になります。 
はて、「道州制」にそんな欠陥があるのかえ?

あるんですねぇそれが! たとえばこういうことです。
下の「9道州制」試案の地図が一番分かりやすいと思いますが、
試案「南関東州」(東京エリア)をご覧ください。
よく見ると他の道州は、いずれも「日本海」に面する地域を包含
する区割りになっていますが、この「南関東州」(東京エリア)だけは
そうなっていません。

かつて、幾分差別的なニュアンスをもって「裏日本」と呼ばれた
「日本海側」の地域を、ものの見事に排除した区割りになって
いるのです。
本当にこうした特別(特権)待遇?を認めてエエのでしょうか?


9道州制51












           「道州制」 試案:9道州

  応援クリックは→ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ  ↓コメント欄はいちばん下↓

たぶんエエはずはありません。 
島国日本は二つの海(太平洋と日本海)に囲まれているのです。
だったら、いずれの「道州」もこの二つの海に面する形にし、
各地域がともに「新・道州」としての共通認識を持てるように
すべきでしょう。
そうでないことには、かつての「表日本/裏日本」もどきの差別
意識?経済格差?を再び生み出す心配だってあるわけです。

ということは、「試案:南関東州」と「試案:北関東信越」をさらに
一つの州に統合した、日本全体「8道州」制がベストという
ことになりそうです。
※勝手ながら、これを「日本列島輪切り道州制」と命名させて頂きました。


もっと言うなら、「8道州」は単に地図上の問題の留まらず、
自画自賛するわけではありませんが(している?)日本の歴史
&日本の文化
にもフィットした極上のアイデアといえるのです。

まずはこの数字「八」が日本の伝統として霊力を備えた「聖数」
である点です。
また「末広がり」でめでたくもあり、さらには「たくさん」の意味
まで備えた、まさに「八方美人」の「佳字」?なのです。
※例) 八百万神/千代に八千代に/八百八町/八百八橋/嘘八百など

そして、そもそも日本列島?の出発点がイザナギ・イザナミの
両神が生み出された「大八州(おおやしま)ということですから、
この 」制 は「先祖帰り」であり、多少気取った表現を
するなら、日本民族の「原点回帰」とも言えましょう。
おそらくは、「国生み」をされたイザナギ・イザナミの両神も涙を
流してお喜びになられるはずです。

それはともかく、せっかくの 「新・道州」 の名称が、旧名を無難に
くっつけ並べただけの某「三菱東京UFJ銀行」とか某「あいおい
ニッセイ同和損害保険」のようになったのでは、新たな旅立ちに
対する気概・覚悟・迫力が感じられません。

そこで僭越勝手ながら、不詳ワタシメがその命名作業を引き継ぐ
ことにしました。 それは北から順番に、
--------------------------
壱) 北海道 ← 他州と足並みを揃え「北海州」もいいのかも
弐) 東北州 ← これも違和感が少ないと思われる
参) 東京州 ← 「関東信越」よりはよほどシンプル
四) 中部州 ← 日本の真ン中辺りだから無難な名称か
伍) 近畿州 ← 「関東」をなくした手前「関西」もない方が公平?
六) 面海州 ← 旧?九県いずれもが外海・内海に面しているから
七) 九州州 ← 舌を噛みそうなので単に「九州」でいいのかも
八) 沖縄州 ← 歴史を感じさせる「琉球州」もありか?
--------------------------
いずれにせよ自動車も電話もない時代に決めた「47都道府県」
制度の耐用年数がとっくに超えちゃっているのは事実で・・・
今風の言い方に直すなら「TDFK47」は古すぎる!




  応援クリックは→ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ  ↓コメント欄はいちばん下↓

          



---これまでの 「アレンジ」 シリーズ---------------
187 日本史の「アレンジ」07 ♪君が世はァ千代にィ・・・ 今も賛否両論が?
170 日本史の「アレンジ」06 将軍家は親戚頭に過ぎぬ! 真の主家は何?
149 日本史の「アレンジ」05 倶利伽羅峠のからくり 頭が燃える牛だって?
141 日本史の「アレンジ」04 女優の実写・アニメ・CG版? 一体なにがどれ?
136 日本史の「アレンジ」03 逆説の「歴史の海は・・・」 井沢元彦氏の視界!
118 日本史の「アレンジ」02 “××の変”は変ではないか? なぜ不統一?
111 日本史の「アレンジ」01 発明より改良が好き 民族の伝統なのか?
-------------------------------
ヤジ馬の日本史~超駄級・200記事一覧~ 前編「あ→と」巻 七転び八起き!
ヤジ馬の日本史~超駄級・200記事一覧~ 後編「な→ん」巻 あゝ七転八倒!
-------------------------------







日本史100話 [ 樋口州男 ]
楽天ブックス
史料が語るエピソード 樋口州男 小径社発行年月:2013年04月 ページ数:295p サイズ:全集・

楽天市場 by 日本史100話 [ 樋口州男 ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

【送料無料】 多摩と甲州道中 街道の日本史 / 新井勝紘 【全集・双書】
LAWSONほっとステーション
商品の詳細ジャンル哲学・歴史・宗教フォーマット全集・双書出版社吉川弘文館発売日2003年05月ISB

楽天市場 by 【送料無料】 多摩と甲州道中 街道の日本史 / 新井勝紘 【全集・双書】 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

【送料無料】 甲斐と甲州道中 街道の日本史 / 飯田文弥 【全集・双書】
LAWSONほっとステーション
商品の詳細ジャンル哲学・歴史・宗教フォーマット全集・双書出版社吉川弘文館発売日2000年12月ISB

楽天市場 by 【送料無料】 甲斐と甲州道中 街道の日本史 / 飯田文弥 【全集・双書】 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック