日本史の「デジャヴ」05 断トツ無責任男編

「無責任男」と聞けば、ある程度の年配者なら、反射的に
「植木等」の名を思い浮かべることでしょうが、ここでは
南北朝時代の「後醍醐天皇」(1288-1339年)と、室町八代将軍・
「足利義政」(1436-1490年)のお二方を名指ししています。

その共通点は、なんといっても「無責任」なところであり、
しかも、この「日本国」を預かっているという立場にあっての
「無責任」ですから、さすがの「植木等」もお呼びじゃない?

~では、どんな「無責任」ぶりを見せたのか?~
後醍醐天皇が理想を持った「政治好き・熱心」な人物であった
ことは間違いないのですが、反面、自身を「正義の味方」?と
勘違いしていたことに不幸がありました。

すでに、「武士のパワーが社会を動かしている時代」になって
いるにもかかわらず、それを頑としてそれを認めず、ひたすら
「天皇親政」を叫ぶのですから、これでは「支持」が集まろう
はずもありません。

この後醍醐の思想が「独りよがり・独善」に過ぎなかったことは、
当初には協力姿勢?を見せていた有力武士・足利尊氏が
後に離反した事実が証明しています。

結局のところ、この後醍醐の「独りよがり・独善」の集大成が
「建武の新政」(1333-1336年)であり、その結果が、複数の
天皇が立つという「南北朝時代」(1336-1392年)を招いて、
それがとてつもない大きな政治的混乱を生み出しました。 

しかし、それでもなお、後醍醐本人には、その自覚がなく、最期に
及んでも、~朕は平和な国を作りたかっただけのことだ~
お気楽な所見?を述べているほどです。

つまり、「悪いのは朕の方針に一致協力しなかった奴らの方で
あって、断じて朕ではないゾ」と主張していることになります。
これでは、断トツの「無責任」と指摘されても無理もありません。


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     後醍醐天皇           銀閣寺(東山慈照寺)
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一方、足利義政の場合の「無責任」さは、この後醍醐とは
正反対で、ひたすら自分の趣味の世界に没頭し、将軍の立場に
ありながら「政治」にはまったく関心を示さなかった点です。

政治に関わりたくないのであれば、早々に「次の将軍」を決めて
バトンタッチすればよさそうなものですが、そのことに対しても
徹底的な「サボリ」を決め込んでいます。

このズルズルの姿勢が、国を二分する大規模な内乱
「応仁の乱」(1467-1477年)を招き、挙句のはてに、京が灰燼に
帰すという有様を招いたのはご存知の通り。

さすがに、この乱の間には将軍職を息子に譲り(1473年)ました
が、そんな最中にあっても、東山山荘(銀閣寺)の造営を始めて
いるのですから、この「大乱」をまったく「他人事」として受け止め
ていたことになります。 つまり、これも断トツの「無責任」です。

で、ここからは多少八つ当たり的な「無責任追求」になりますが、
実は、このお二人の「無責任男」が、多くの「歴史嫌い」
生んだのでは?・・・と思うのです。 だって、そうでしょ。

万世一系であるはずの天皇家が、南朝・北朝で並立?する
「南北朝時代」は、その推移自体が複雑ですから、数多くの
「歴史嫌い」を生んだ?に違いありません。

一方の義政にも同様なことが?
~昨日と今日では、敵味方の組み合わせが違う~というハチャ
メチャな煩わしさも、多くの「歴史嫌い」を生んだ?ことでしょう。

つまり、そういう意味では、このお二方の断トツの「無責任」が、
数百年後の今なお、大勢の「歴史嫌い」を生み続けている
ことになります。

そこで、こういう由々しき事態を解消するためのワタシからの
提案ですが、もうこれ以上の「歴史嫌い」を生まないためにも、
いっそのこと、日本史には「南北朝時代」「応仁の乱」の時代は
なかったことにする、という方法はいかがでしょうか?
これなら「日本史」もかなりスッキリするはずです。

う~ん、しかし、よくよく考えてみれば、これも後醍醐サンや
義政サンに負けず劣らずの「無責任」な発言でした。
スマン、どうか忘れてください!





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