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zoom RSS 日本史の「世界標準」19 ヘソ曲がり民族?日本人

<<   作成日時 : 2016/03/20 00:01   >>

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「ヘソ曲がり」・・・ひねくれていて素直でないこと。
「つむじ曲がり」とか「あまのじゃく(天邪鬼)」などと同様の
意味合いを持つ言葉です。
念のために言えば、「出ベソ」とは少し概念が異なります。

そうした「ヘソ曲がり」もどきの意外な行動は、日本人の長い
歴史の中にも見ることができ、そこで、遥か昔の「平安時代」と、
昭和の終戦以後の「現代」を比べることで、それを探すことに
しました。

さて、ちょうど第50代に当たる「桓武天皇」(7237-806年)の時代、
つまり「平安時代」が始まったばかり頃には、国家の根幹に
今でいう「憲法」に近い?概念の「律令」を備えていました。
もちろん「現代」の憲法とは、終戦翌年(1946年)に公布された
「日本国憲法」のことです。

実はこの二つには目立った「相違点」と目立たない「類似点」が
見い出せるのです。

まず「相違点」なら、「軍事」に関する規定を挙げることができ
ます。 「律令」は、元々中国から伝わったものですから、当然
のこと、国家の軍備を否定するものではありません。
国家が独立自存のために軍事力を整えることは、世界の常識と
して、至極当たりに認められていることだからです。

しかし、この時の桓武天皇は、前後三度に渡る大規模な軍事
遠征(蝦夷征伐)を実行し、その「異民族(外国人?)制圧」が
一応の成果を上げたと見るや、一転して軍縮、というよりは、
むしろ実質的な軍廃?(正規軍隊の解散)を実行しました。

それも半端ではなく、ついでのことに警察力まで放棄するという
徹底ぶりでしたから、とことん平和な世の中に・・・
とはならず、実は逆に、地方は無論のこと、都の治安さえ守れ
ないほど乱れに乱れました。

翻って「現代」・・・その桓武天皇が理想とした「軍隊なき国家」像
は、実は「日本国憲法」にきちんと謳われています。 
〜陸海空軍その他の戦力を保持しない〜
ところが、実態としてはその「戦力」(自衛隊)を保有しています。

つまり、何が言いたいのか?
下の「ヘソ曲がり」ぶりを指摘したいわけです。
<桓武天皇の場合>
○律令では軍隊を認めている  → しかし実態は軍隊を廃止
<現代日本の場合>
○憲法では軍隊を認めていない→ しかし実態は軍隊を保持

こう見てみると、「いいよ」と言われたら「やらない!」、逆に
「ダメだよ」と言われたら「やる!」ということですから、かなりの
「ヘソ曲がり」民族だと評しても不都合はありません。 
もっともその意味では、私も相当に立派な「日本人」なのですが。


画像 画像








日本国憲法施行記念切手  蝦夷征伐

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じゃあ、今度は「類似点」です。
両法の性格?には、とことん正反対のものがありますが、どっこい
逆に「そっくり」な部分もあるのです。 
それは、どちらも「自国製」ではなく、「外国製」?という点です。

「律令」は元々から本家の影響を強く受けた半ば「中国製」?
ですが、その点では「日本国憲法」も、半ば「外国製」?と
言えなくもありません。
なぜなら、その草案は終戦後、日本統治のために進駐した
「GHQ」の監督?指導?の下で作成されたものだからです。
GHQ=General Headquarters 連合国軍最高司令官総司令部

少々極端な言い方が許されるなら、最初から最後までGHQ
主導し、当事国・日本の意思が織り込まれることは、せいぜい
小サジ一杯くらいのものでした。

つまり、昔々の「律令」は元々「MADE IN CHINA」?であり、現代
「日本国憲法」は多分に「MADE IN GHQ」?ということなら、
両法ともに生粋の「MADE IN JAPAN」でないところが「類似点」
として指摘できるわけです。

「日本国憲法」がそうした経緯を辿った背景には、連合軍の一員
としてのアメリカが、20世紀の複雑な国際事情を抱えていたと
いう理由も確かにありました。

それにしても、自らの国家の理念を、胸を張って自国製、つまり
「MADEIN JAPAN」にできなかったことは、一人前の独立国と
して、また先進国を自負する国家としても、いささかのキズにも
感じられる印象です。

それはさておき、お話は思い切り逸れますが、先に挙げた
日本民族の「ヘソ曲がり」です。
この「ヘソ曲がり」の「ヘソ」って、今はお腹の「臍(へそ)」の字を
当てることもありますが、元々はそうではなかったそうです。

〜「ヘソ曲がり」という言葉に、そんな「ヘソ曲がり」な解釈を
  加えていったいどうする気なのだ〜

こうツッコミを入れたくなりましたが、どうも語源的には下の
説明の方が正しいようで、これにはちょっと驚きました。

実は、この「ヘソ曲がり」も、また内緒で貯めたお金を意味する
「ヘソクリ」という言葉も、織物用語の「綜麻(へそ)から来て
いるのだとか。 ※紡いだ糸をつないで環状に巻いた物のこと。

〜これは良いことを知ったゾ、それなら忘れないうちに〜
やめておけばいいものを、ヒマ人を捉まえさっそく披露に及んだ
ところ、感心されるどころか返ってきた言葉が、「へぇそぅ?」
・・・テキの方が一枚上手の「ヘソ曲がり」だった!





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