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zoom RSS 日本史の「パクリ」08 我が血統が治めるべき国

<<   作成日時 : 2015/02/25 00:02   >>

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日本における「天皇」の正当性の拠りどころは、神話にある
「天壌無窮の神勅」(てんじょうむきゅうのしんちょく)、つまり天照
大神が孫のニニギノミコトに下した言葉にあるとされています。
その内容を口語に直せば、これくらいの感じでしょうか。

〜秋になると稲穂がたくさん稔るこの豊かな国は、私の子孫が
  統治する地です。なんじ皇孫
(これニニギ、ちゃんと聞いているの
  アンタのことよ!)
、これから元気に行って統治しなさい。
  天皇の御位の栄えは永遠で窮まりないことですからね〜

ともかくこうして、この日本は天照大神の代々の子孫が治める
国になったということです。

いささか唐突で自分勝手な宣言ですが、一方ではこのお話を
知る知らないに拘わらず、(世論調査では)日本人の八割以上が
現在の「天皇」(つまり天照大神の御子孫)の在り方を「まあこれで
いいんじゃないの」と受け止めて、特には否定をしていない
現実もあります。

つまり、杓子定規な理論理屈の前に、すでに信仰?というか
文化?というか、そういう形でこの国の風土にすっかり溶け
込んでしまっているということなのでしょう。

ところが、「世界史」的に見れば、このことは「摩訶不思議」な
一種の「超常現象」?として見られています。
〜さして強大な武力を保持していたわけでもないのに、途中で
  滅ぼされることもなく、「万世一系」をもって、現在もなお続いて
  いる・・・なんでまた、そんな「弱者」が二千年余もの間、淘汰
  されなかったのか?・・・えええ、なんでやねん?〜


権力闘争における「弱肉強食」の論理からすれば、必然的に
この疑問にぶつかり、これになんとも合理的な説明が付けられ
ないために、結果「超常現象」?という結論に落ち着くわけです。

そうなると、世界の権力者の中にはこの「経緯」を羨ましく思い、
パクろうする者も登場することになり、・・・実際そのいい例が
近年の北朝鮮で、反逆罪の死刑判決文などにも、既にそうした
意味の文言を取り込んでいます。


北朝鮮3代01 仁徳天皇52











 金日成 → 金正日 → 金正恩   民のかまどの煙をご覧になる仁徳天皇

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その判決文にある部分を簡単にまとめるなら、
〜この国は未来永劫に渡り、「白頭山の血統」が治めるべき国
  だからして、それに盾突いたアンタは死刑が当然であるッ〜

要するに「白頭山の血統」、つまり現在の金一族の永久世襲
堂々と宣言していることになります。 
※先々代「金日成」はこの地の抵抗運動の指導者、また先代「金正日」はここ
 で生まれたとされており、「白頭山」はいわば金一族の「聖地」という扱い。


しかし、問題はこの「天壌無窮の神勅」の「パクリ」?が、はたして
金一族の目論見通りに、つまり日本の「天皇」と同じように定着
するかどうかということです。 
結論から言えば、おそらくそうはならないのでしょう。 なぜか? 
それは半分「神話」になるのでしょうが、日本の場合、随分と
古い天皇にもこんなエピソードが残されているからです。

仁徳天皇(257?-399年?/う〜ん、なんという長生きなのだ!)
ある時、高い山から四方の国を眺めてこう言いました。
仁徳 「夕方だというのに、どこを見渡してもかまどに煙が
    立っておらん・・・う〜ん、民はみな貧しいのであろう」

自らも雨漏りするボロ家に住み続けながら、それから三年の間、
税と使役をすべて免除し、民の生活を潤すことに専念しました。

で、その三年後になって仁徳が詠んだ歌がこれ。 〜高き屋に
のぼりて見れば 煙り立つ 民のかまどは にぎはひにけり〜

その甲斐あって民に活気が戻ったわけです。

これが「実話」かどうかは別にして、少なくともこの「お話」が登場
した頃にはすでに、天皇(統治者)とは民に対してこうした自覚・
目線を持つべき存在だとする意識があったのでしょう。 
でなければ、「免税天皇をヨイショする」・・・こんなお話が持ち
出されるはずもありませんからね。

つまり、「天壌無窮の神勅」という傲慢?で一方的な宣言を示し
ながらも、一方では「天皇とは、そもそも人々のために立てられた
もの」
とする哲学がしっかり存在していたことになります。

ところが、「白頭山の血統」?金一族にはこうした意識が決定的に
欠けており、自国民の苦しみを無視どころか、その上に胡坐を
かき続けている始末で、ここには仁徳天皇にあった「気遣い」の
かけらも見られません。
※痩せた国民に対し、超メタボ「金正恩」の体型・・・がなんとも象徴的!

こうした姿勢は、かつて「独裁者」と呼ばれた権力者と同様のもの
ですから、彼らの多くがそうであったように、いずれはこの「白頭山
の血統」?
も、いささか悲惨な終焉を迎えることになるのでしょう。 
一面可哀想なことですが、世の中そう甘くもありませんからね。

で、唐突ついでに、ここでワタシの健康体操をご紹介しておくと、
〜上(天井)を向いて息を止め、力強く膝を曲げたり伸ばしたり〜
名付けて「天井無呼吸の伸縮」・・・もちろん「天壌無窮の神勅」
意識した命名にしています。
真似ていただくのは一向に構いませんが、時々めまいを起こす
ことがありますので、その点だけは暮々もご注意くださいネ。




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