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zoom RSS 日本史の「お国自慢」11 飛地に遺された原日本語?

<<   作成日時 : 2014/09/15 00:01   >>

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松本清張の名作「砂の器」には“東北弁”?が登場します。
しかし、この”東北弁”?と思われた言葉が、実際には地理的に
遠く離れた“山陰・出雲弁”だったことが分かり、それが事件解明
への糸口になるのですが、つまり“東北弁“と”出雲弁“は非常に
良く似たところを持つ言葉だということです。

それと同様なことが地元”名古屋”にもあって、東北と出雲ほど
ではないにせよ、結構離れた距離にある尾張国(愛知県西部)
丹後国(京都府北部)で使われている日常語の類似性が指摘
されています。

「京都」(都)を基準にすれば、地理的には
尾張国が東に100kmほどの太平洋に面した位置、
丹後国が北西にこれまた100kmほどで日本海に面した位置
ですから、方角は異なるものの、要するに尾張丹後
華やかな「都」から同じくらい離れた、かなりの「ド田舎」という
ことになりそうです。

そんな二つの国、太平洋側の尾張国と日本海側の丹後国が、
今なお”一卵性双生児”もどきの言葉を使い続けているなんて!
・・・しかし、同時にこの重い現実にはこんな疑問も。
〜なんでこうも似とるか、おみゃあさんはどう思わゃあす?〜
(なぜこんなに似ているのか、あなたはどう考えますか?)

そこで登場するのが、日本語学の「えりゃあさん(偉い人)
ご意見です。
○日本ではかつてほぼ同じ言葉を使っとったんだわ。
○中央の京都で新しい言葉が生まれても、尾張丹後などの
  周辺部では相変わらず古い言葉を使っとったんだわ。
○また、尾張丹後には知られざる交流があったかもだで、
  戦国時代の大名の移動なども調べないかんがや。

つまり、古い言葉(原日本語?)を大事に保存してきたのが、
この尾張弁(名古屋弁)※丹後弁かもしれんがや、と言っている
ことになります。 とは言うものの、世の中にはとことん疑り深い
人もいるので、両者の言葉の”双生児ぶり”を少しご紹介して
おきましょう。 ※厳密には尾張弁と名古屋弁は多少異なるところもある。

                       (尾張弁・丹後弁)

画像  原日本語?共通語
  あんばよう → 具合よく
     いごく → 動く
     うでる → ゆでる(茹でる)
    うみゃあ → 美味い
     こすい → ずるい(狡い)
  こそばえぇ → くすぐったい
    つねくる → つねる
  どえりゃー → ものすごい
      どべ → 最下位・ビリ
    ぬくとい → 温かい
  はならかす → はなす(離す)
     まっと → もっと
     ようけ → たくさん
     わや → めちゃくちゃ・・・



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実際には、「まっとようけ(もっとたくさん)」の事例がありますが、
今日のところは、これくらいで勘弁しといてやるがや。

さて、ここから先の深淵なお話を、ごく少数の「ヘソ曲がり」な衆は
「ヨタ話」と受け止めるかもしれませんが、実はこうした「原日本語」
には「フランス語」との密接な関連性?が指摘されているのです。

これを、「原日本語≒フランス語」説と呼ぶべきか、あるいは
単に「フランス訛り」と表現するのかはともかく、これも少し
実例を挙げてご案内しておきましょう。 

たとえば、現在の共通語では「誰だろう?」なんて無味乾燥な
表現になるところを、尾張弁では非常にソフィスティケートに
「誰だしゃん?」って表現しています。
また、「勿体ない」は「もったぁにゃぁ」って発音します。

漢字混じりではイマイチ分かりにくいでしょうから、これをカタカナ
に直してみると、「ダレダシャン」であり「モッタァニャァ」ですから、
これは、もう誰が聞いても「≒フランス語」もしくは「フランス訛り」
でしょうに。
ですから、尾張丹後に遺された原日本語はフランス語の影響を
受けていた、または逆に影響を与えていたとも考えられるのです
・・・なに!考えられせんってか?

追いすがるようですが、これにも立派な「状況証拠」?はあって、
それが1972年の映画「ラストタンゴ・イン・パリ」です。
この題名、「ラスト(尾張)/タンゴ(丹後)/パリ(フランス)」と
綺麗に並んでいて、「原日本語≒フランス語」説の正しさ?を、
どえりゃーキメ細やかに証明しているところですッ!





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