ヤジ馬の日本史

アクセスカウンタ

zoom RSS 日本史の「陰謀」12 歴史の捏造現場から

<<   作成日時 : 2014/09/10 00:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

1982年から1990年代にかけて、「朝日新聞」は作家“Y”による
16回に渡る連載記事を、また1991年には記者“U”の記事を掲載
・・・そして長い間そのまま放置していましたが、つい先月のこと
前者の記事を「虚偽」と判断してすべてを取り消し 、後者の記事
については「間違った内容」として訂正しました。 (2014年8月5日)

いずれもが、いわゆる「従軍慰安婦」?に関する記事だったこと
から、ここに「歴史捏造」という大問題が浮上したわけです。
ここでそのすべてを追うことは困難ですが、経緯の一端を
時系列に並べてみると、概ねこういうことになりそうです。

1983年/作家“Y”が自身の戦時中の体験?をまとめ、上梓。
同じ頃から/同様の内容記事を「朝日新聞」にも連載。
(内容)〜済州島などにおいて軍令に従い、朝鮮人女性を多数
      強制連行(慰安婦狩り)し、そして慰安婦にした〜


「軍による強制連行」という衝撃的な内容だったため大きな関心
を呼び、さっそく韓国の新聞、郷土史家、また日本の研究者たち
も取材調査に乗り出しました。 (済州新聞/秦郁彦など)
ところが不思議なことに、どうしてもその裏付けが取れません。

現地・済州島の島民自身が「そんな出来事はなかった」と否定
していたのですから、この頃から既に内容を訝る声も出始め
ました。

実は並行して、”慰安婦”がらみのこんな動きもありました。
1991年/弁護士:福島瑞穂氏が「慰安婦訴訟」を起こす。(敗訴)
     ※母親・義父により慰安婦にされた女性であることが明白だったにも
        拘わらず証言内容を手引きし、これを「軍による強制連行」と主張。
      ※折も折、記者”U”がこの主張に沿った「援護(粉飾?)記事」を書く。


何かと不自然さがつきまとう印象ですが、さて発端から10年目の
1992年/秦郁彦が著書で自らの取材結果の発表に踏み切る。
(内容)〜一連の記事が“Y”の捏造である旨を指摘した上で、
      当人を「職業的詐話師」とまで評す。


1996年/それまで頑なに沈黙を守っていた“Y”が、週刊誌の
      取材に答え、とうとう一連の内容が「創作(フィクション)
      であることを認める。

1997年/上記についての“Y”の言い分。
    〜事実を隠し、自分の主張を混ぜて書くなんていうのは、
      新聞だってやることじゃありませんか〜

1997年/朝日新聞は 「“Y”の著述の真偽は確認できない」との
      記事を掲載・・・但し内容についての訂正はなかった。

1998年/こうした“Y”に対し、秦郁彦は積極的な行動を勧める。
    (事実でなかったのなら) ”著書は小説(フィクション)だった”
      と、明確に声明を出した方がよい〜
 
     それに対する“Y”の返事。 ”Y”はこの2年後の2000年に死去)
    〜私にもプライドはあるし、85歳にもなって今さら〜

もちろん「作家の人格」と「作品の価値」はまったくの別物ですから
こうしたことは軽々に口にすべきではありませんが、それにしても
このケースは、中学生でも感じ取れるほどの「胡散臭さ」?を
当初から備えていました。


画像 画像  










画像 画像
  










  〜捏造 「従軍慰安婦」を精力的・扇情的に発信し続けた方々〜
 左上より/朝日新聞社/作家氏/記者氏/弁護士:福島瑞穂氏
 
    

  応援クリックは→ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ  ↓コメント欄はいちばん下↓

まず第一に、肝心要の“Y”自身の正体?が不明なこと。
出身校の卒業名簿では当該人物は当時既に死亡とされていた
上に、“Y”が職歴の詐称も行っていたことを重ね合わせると、
つまりは「別人」になりすましていたことになります。

しかも”Y”自身が「これらの記事(慰安婦)」に関連した団体の
トップを勤めていました。
→これは記者“U”も同様の環境にあって、妻の母親は韓国人であり
  「慰安婦支援団体」の幹部 (後に裁判費用を詐取したとして逮捕)


こうした状況の中で、“Y”及び”Y”の記事に対して、天下の?
「朝日新聞」が中学生並みの疑念さえ抱かなかったのなら、
それこそが不可解な態度で、世間から”何らかの意図”?を
邪推されても致し方のないところです。

では、「朝日新聞」がなんの対応を取らないまま、32年間もの
長きに渡って放置し続けた結果が何を招いたか?

日本の国&政府&国民に取り返しようのない大きな「損失」を
与えました。 一連の記事はすでに一人歩きを始め、国際社会に
こんな認識を定着させてしまったのです。
〜日本軍が強制的連行をもって韓国人女性を性奴隷にした〜

さらにこうした流れの中で、1993年日本政府高官たちが韓国に
対し異例?な「謝罪の意」を繰り返したばかりか、ご丁寧なことに
「官憲による強制連行」を認める?いわゆる「河野(官房長官)談話」
まで発表しています。

すると今度はこうした対応の意味が、〜日本政府自身もこのこと
を事実として認めている〜
とする強い信念へと転化され、それが
さらには1996年の「国連報告」、2007年の「アメリカ下院決議」
誕生させることになっていったわけです。

影響の拡散はそれだけに留まらず、ソウル日本大使館前や
アメリカ各地に「従軍慰安婦の碑」が設置されるという異常な
事態まで引き起こしています。

こうした一連の経緯・結果を見るなら、
/捏造記事をまいた作家“Y”
/それを放置し続けた「朝日新聞」
/「偽装証言」で慰安婦訴訟?を仕切った”福島瑞穂”弁護士
/その裁判に向け、恣意的?な提灯記事を書いた記者“U”
らの責任は極めて重く、国際常識に従うなら、これは明らかに
「売国奴・国賊」?ものの所業でしょう。
→ただし、身分詐称の経緯からも“Y”の祖国が日本である確証はない。
→偽証裁判を仕切った”福島瑞穂”弁護士にも同様な指摘は存在する。


今日、国際的な非難が高まる中で、この問題に対する日本側の
「寡黙ぶり」が気になるところです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
寡黙?の原因は〜相手が居丈高だと一気にシュンとしてしまう〜
という日本の伝統芸?にあるのは明らかで、古くは「黒船来航」
(1853年)の折の江戸幕府や、また最近では、強そうな奴に
イチャモンを付けられた時のワタシもまさにこの通りの姿だった
ことを、今懐かしく思い出しています。




  応援クリックは→ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ  ↓コメント欄はいちばん下↓
          



−−−これまでの 「陰謀」 シリーズ−−−−−−−−−−−−−−−−
233 日本史の「陰謀」11 なぜ無いの?日本語お経 善意と悪意の解釈が?
212 日本史の「陰謀」10 誰が”汚名”を着せたのか? 冤罪事件?の真犯人
188 日本史の「陰謀」09 鎌倉”最後の将軍”って? なぜ無名の存在か?
140 日本史の「陰謀」08 超裏ワザ・超極秘作戦 三人だけの胸の内へ?
133 日本史の「陰謀」07 なぜ征夷大(たい)将軍? “本物”はどこに?
105 日本史の「陰謀」06 身分を買う人々 “身分”は売買できましたッ!
096 日本史の「陰謀」05 塀の上を歩いた茶人 文化人か政商か、それとも?
086 日本史の「陰謀」04 偽装史?の先駆者たち “人を騙す”って・・・快感!
056 日本史の「陰謀」03 天下人の就職難 権力あれども身分がにゃ〜!
052 日本史の「陰謀」02 混乱の即位固辞 三人は何を考えて辞退したのか?
046 日本史の「陰謀」01 聖徳太子の狂言 国書盗難にヤラセの疑い?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ヤジ馬の日本史〜超駄級・200記事一覧〜 前編「あ→と」巻 七転び八起き!
ヤジ馬の日本史〜超駄級・200記事一覧〜 後編「な→ん」巻 あゝ七転八倒!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
日本史の「陰謀」16 事件は”長袴”から始まった!
裾の丈がメッチャ長くて、足も出せないまま後ろに引きずる 袴姿は、 たとえば、「忠臣蔵」ドラマの江戸城内「松の廊下」 シーンにも登場します。 これには、見た目通りの「長袴」という名が付いていますが、  ともかく足の出ない不思議なデザインですから、現代人が いささかの疑問を抱いたとしても不思議ではありません。 〜それにしても無駄に長くて、動作にも不便極まりない、   こんな衣装のいったいどこにメリットがあったのだろう?〜 ...続きを見る
ヤジ馬の日本史
2016/02/28 08:14

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
日本史の「陰謀」12 歴史の捏造現場から ヤジ馬の日本史/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる