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zoom RSS 日本史の「トホホ」04 ♪君たち公達で僕たち御曹司

<<   作成日時 : 2013/04/30 00:01   >>

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昭和の昔に、今回のタイトルに似たような歌詞のハヤリ歌が
あったことを曽祖父?から聞いた記憶があります。
ただ、ここで取り上げるのはもう少しだけ昔のお話で、
いわゆる平安末期のことになります。

もう少し厳密な定義もあるようですが、ここでは平氏一門の
若手メンバーを「公達(きんだち)」、源氏一門の若手メンバーを
「御曹司(おんぞうし)」と呼ぶことにしましたのでご容赦を。

敢えて「若手」というハードルを設けたのは「齢六十の公達」と
いうのではなんとなくイメージから離れてしまいそう、という
ワタシなりの危惧からきているに他なりません。

「公達」といえば、まあ平均的に笛吹演奏家?平敦盛くらいが
思い浮かび、そのイメージは優しく物静かといったところで
しょうか。
一方の「御曹司」といえば、やはりトップアスリート?源義経で、
そのイメージは活発で元気者といったところでしょう。

それらのイメージを集約したものが、あの有名なエピソード
「富士川の戦い」(1180年)になっているような気もします。
とっくにご存知の方も多いと思いますが、念のために
ちょっとだけ触れておきます。

平氏軍と源氏軍が富士川を挟んで対峙する最中のこと、
源氏側の一人が馬で浅瀬へ乗り入れるとその音に驚いた
水鳥たちが一斉に飛び立ち、すると今度はその凄まじい羽音に
ビックリ仰天した平氏軍が敵の攻撃と勘違いしたことで大混乱に
陥った挙句、一斉に逃げちゃった、というお話になっています。

つまり、平氏は気の小さい腰抜けばかりで武士としてはてんで
役にたたない者ばかりだゾ、ということを強調しています。
しかし、これはどうもかなりの脚色を加えたお話のようですから、
今もって「腰抜け」の評判を引きずっている平氏の皆さん方が
多少お気の毒にも感じます。

画像 画像









          平敦盛                源義経
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ただ、このことを別にしても「平氏」と「源氏」、つまり「公達」
「御曹司」という言葉に置き換えてもいいのですが、
この両者には決定的な違いがありました。

政権の座に着いた平氏は多分に貴族化していきます。
また、そうすることで朝廷・貴族との調和を保たなければ、
確かな政権運営ができなかったということかもしれません。

ところが、政権の座とは無縁の「野党」?の立場にあった源氏は
そうではありませんでした。
好んでそうするつもりはなかったのでしょうが、むしろ本来の
武装農民としての本領にますます磨きをかける形になって
いったのです。

その傾向は両者の「食生活」にもハッキリ現れていて、
貴族化・公達の食事は、干物が多く米や酒よる糖分の摂取過多、
さらには野菜や動物性蛋白質の決定的欠乏ということで、
言葉にするなら完全無欠の「偏食系人間」ということです。

しかも、充分に?運動不足で体位は貧弱ときていますから、
かなり「トホホ」の状態にあったことは間違いありません。

片や、生粋農民・御曹司の食事は好対象で、野菜・海藻類・
果物・木の芽や花・鳥獣の肉を万遍なく摂取していますから、
むしろ「雑食系人間」と呼ぶべきかもしれません。
その上、日頃から農労働や狩猟をしているから体力もあります。

「雑食系人間(御曹司)」と「偏食系人間(公達)」を比べたら、
前者の方が肉体的にも精神的にも「圧倒的に弱っちい」と
見るのが一般的でしょう。

あの「富士川の合戦」のエピソードが現代に至っても信じられて
いるのは、多分そういう偏見?も手伝っているということなのかも
しれません。

しかし、「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」ということで、
少し前までは「偏食」はとてもイケナイこととされ、かなり
強制的に矯正させられた(ここはダジャレ)ものです。

ところが、昨今は気安くそうすることはできません。
なぜなら、下手に矯正を心がけようとすれば、アレルギー症状を
誘発させ、最悪の場合には死に至らしめる場合もあって、
つまり「殺人罪」?を背負うくらいの覚悟が必要になるからです。

そうすると、どうなるのか?
罪を背負うのは誰でも嫌なことですから、当然「偏食」についても
口を出さなくなります。

その結果、凄まじい勢いで「偏食系公達」が増加し続け、
近い将来には圧倒的多数派となり、反対に「雑食系御曹司」は
絶滅危惧種に指定されるほどに激減することになるはずです。

つまり、公達は数百年前に御曹司に負けた「富士川の戦い」の
「トホホ」を、ここに至って「数の力」で雪辱することになる
わけです。
これで、八百年以上に渡る「偏食」を巡る「公達VS御曹司」の
戦いはめでたく一勝一敗の引き分けに・・・

しかし思うに、「偏食」が当たり前になって、「好き嫌いなし」が
珍しがられる社会も結構「トホホ」なのでは?






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