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zoom RSS 日本史の「パクリ」05 ビジネスモデルは目の前に

<<   作成日時 : 2013/03/10 08:10   >>

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織田信長が実現した「兵農分離」のシステムは、
(1)画期的であり、また(2)天才的な発想であると評されています。

なぜなら、それまでの「兵農兼業?」システムが抱えていた、
「農閑期しか兵を動かせない」という大きな欠点?を根本から
解消したからに他なりません。

つまり、農業に携わらない「専業兵士」に戦さを任せるこの
「兵農分業」システムなら、従来のように「農業スケジュール」に
合わせて時期を選ぶ必要もなくなるわけですから、その意味では
相当に(1)画期的な改良だったといえます。

並み居る戦国武将の中から信長が一歩抜きん出たのも、
ひとつにはこの「兵農分離」システムの確立によるところが
大きかったハズです。

だったら、なぜ、他の武将は信長と同様に「兵農分離」路線へ
カジを切らなかったのか?
当然、こんな素朴な疑問も涌いてきます。

この疑問に対しては、この有名なエピソードに沿って見た方が
むしろ分かりやすいのかもしれません。

〜リンゴの実が落ちるのを見て、引力の存在に気がついた〜
「万有引力の法則」に関わる有名なエピソードです。

「リンゴが落ちる」光景は、同時代の人もまたそれ以前の人も、
等しく同じように見ていたはずですが、その中でたった一人だけ
そこに「引力の存在」に気がついた人物がいた、ということです。

これを信長に当てはめると、こうなります。
〜僧兵を存在を見て、専業兵士の価値に気がついた〜

「僧兵がいる」光景は、同時代の人もまたそれ以前の人も、
等しく同じように見ていたはずですが、その中でたった一人だけ
そこに「専業の価値」に気がついた人物がいた、ということに
なります。

つまり、(2)天才的と評される信長の才能は、
「兵農分離」のシステムを「発明した」ことではなく、むしろ
エピソードにある「引力」のように、鋭い観察力でその仕組みを
「発見」したことにある、といえそうです。

さらには、独自の方法でそれを「消化した」ことも付け加えて
いいのかもしれません。

つまり、イマ風の表現を用いるなら、
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
信長は自分が理想とする軍備システムを寺社勢力の中に見て、
さらにはそれを非常にスマートなかたちで「パクった」・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
といえるのではないでしょうか?

画像    画像












  織田信長?(1534−1582年)            僧兵?

考えてみれば、「専業兵士・僧兵」はその昔から存在している
のですから、「天下布武」のモットーを掲げて軍事力整備を急ぐ
信長にすれば、「これをパクらにゃ〜で、どうすぅだぁ〜!」(※注)
ぐらいの気持ちはあったハズです。
※(注)意味は「これをパクらずに、どうするつもりなんだ!」

もちろん、寺社の持つ莫大な利権財力に裏付けられた
「私設軍隊」であることも見抜いていましたから、
信長も自らの財力強化を図っています。

しかし、今度は寺社のような利権による「不労所得」スタイルを
そのままパクるのではなく、商業振興という新しい発想を選んだ
点で、ハッキリ一線を画したビジネス・モデルを創造しています。

さて、最後に先の「リンゴ」のエピソードを持つ人物に触れて
おきましょう。

実は、この人物は日本史でもその名をよく耳にする相沢入遁
(あいざわ・にゅうとん)のことで・・・云々、というのは、
既にお気づきのように真っ赤な冗談ですヨ。

何を隠そう、イギリスの学者、アイザック・ニュートン(1643-
1727年)を指していることは皆様もよくご承知の通り。





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