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zoom RSS 日本史の「言葉」06 方便?非武装中立

<<   作成日時 : 2012/08/25 10:00   >>

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この「非武装中立」という言葉、最近のお若い方はご存知ないかも
しれませんが、昔のお若い方ならご記憶もあろうかと思います。

この発想は、1980年頃、日本社会党(1996年以降は社会民主党)
の委員長・石橋政嗣氏他が提唱したもので、その趣旨は要するに
「自衛を含めた軍備を放棄した上で、国際関係においては中立を
保つ」日本を作ろうというものでした。

この「万年野党」と揶揄されていた社会党も、この頃は100以上の
議席を有していたのですが、その後は(幾分の凸凹はあったに
せよ)低落傾向に歯止めが掛けられないままに、20世紀最後の
年には19議席、21世紀に入って以降はヒト桁の議席という有様を
呈したのですから、つまりは、国民はこの「非武装中立論」を信用
もしなかったし支持もしなかったということになります。

もっとも、それより前に同党顧問の立場の人物からこんな見解も
公にされていたのですから、少しは驚いていいでしょう。
〜日本も社会主義国家になれば、軍備を持つのは当然であり、
「非武装中立論」はその政権を取るまでの「方便」もどきのモノ
である〜
 出展:M/Y/D/Sグラフィック&イラストレーション
画像 すなわち、同じ党のお偉いサンが
 こう言っていることになります。
 「みなさ〜ん!『非武装中立論』
 なんてモノは、しょせん選挙向け
 のオイシイ嘘ッパチに過ぎませ
 んゼ、ご用心!ご用心!」

この発言に対しては、当然以下の反論が予想されるところです。
「ナニをぬかすか無礼者! いかに党顧問といえどもこの高邁な
思想に対しそのケシカラン見解はナニゴトだ! なにはなくとも
早速取り消せ! さもなくば除名するか、もしくは正座させるゾ」

実は、このような激しい反発が・・・起こりませんでした。
そう、起こらなかったのです!
このことは、先の事例よりもう少し余分に驚いてもいいところです。
さらに、驚かせましょうか。(驚きのネタは付きません)

21世紀に入ってからのことですから、このことをご記憶の方も
少なくないと思います。
いわゆる「北朝鮮による日本人拉致問題」が、明々白々の事実と
なった頃になっても、同党のホームページには下記の記事内容が
掲載され続けていました。

〜北朝鮮の犯行とする少女拉致事件は新しく創作された事件と
いうほかない。・・・(中略)・・・拉致疑惑事件は、日本政府に
北朝鮮への食料支援をさせないことを狙いとして、最近になって
考え出され発表された事件なのである。〜

「これでは、さすがにマズイだろう」との指摘もあったでしょうに!
ところが、社民党はこの期に及んでもなお「(掲載を)取りやめる
つもりはない」とコメントしていたのです。
当然ですが、こんなツッパリが続けられようはずもなく、遅れば
せながら、後日になってこの記事を削除しました。

その削除記事について、当時の社民党・福島瑞穂幹事長は、
「拉致は創作、との論文(HP記事)は党の見解を示したものでは
ない」とする見解を発表しています。

天下の公党が、この子供だましの言い訳!
大抵の人はやっぱり驚くでしょうに。
その直前まで、「北朝鮮の日本人拉致」なんてありゃ〜せん!
そんなことはデッチ上げもいいとこで、我々を貶めんとするための
陰謀だ!としていたのですから。

どうも社民党は、昔の昔から「政治」と「宗教」の違いが分かって
いないようです。

宗教の世界なら、無邪気に「北朝鮮大明神大権現様」と崇めて
いてくれてもいっこうに構いませんが、こと現実の「政治」行動に
その信仰を持ち込む(まあ純粋なのでしょうが)ことで、大きな
迷惑を蒙るのは日本国民なのです。

いやはや、昔懐かしい20世紀の「非武装中立論」についてのみ
触れるつもりだったのが、21世紀の「拉致でっち上げ論」にまで
及ぶハメになってしまいました。

それにしても、世紀をまたいでもなお、その「胡散臭さ」を連綿と
受け継ごうとするこの政党?の意志の強さは大したものです。
強い「信仰心?」がなければ、到底なし得ることではありません。

さてさて、お話は20世紀へ戻りますが、「非武装中立論」って、
結局こう言っていっていることになりますよね。
〜「戸締りする」から泥棒が入ってくるのであって、「戸締りなし」
なら泥棒は入ってこない!〜

これって、セコムやアスロックにも歓迎されない「信仰」なのでは?


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