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zoom RSS 日本史の「世界標準」01神様のご意志

<<   作成日時 : 2012/01/15 15:00   >>

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このとき、「総理大臣?」候補は四人もいた。
さて、どうやって絞り込むべきか?・・・悩んだあげく、結局
「籤(クジ)引き」で決めることになった。こうして選ばれたのが、
室町幕府・六代(クジ引き)将軍、足利義教であった。


画像 クジ引きで国のトップを決めたことは、現代人
 の目からすればいささか不真面目・不謹慎な
 行動に見えるのも確かだ。それで、ついつい
 「日本の常識は世界の非常識」なのか、との
 コンプレックスも感じようが、実は簡単に
そう言い切ってしまえないのかも知れないゾ。 
ひょっとしたら、室町時代の人々の「感覚」の方が、むしろ
「グローバルスタンダード(世界標準)」に近かったのかも
知れないのだ。 それはこういう意味だ。

「クジ引きに当たった」ことは、現代人なら「ラッキーだった」
という程度の、まあ割合軽い受け止め方になろう。
だからと言って、当時の人も「同様」に受け止めていたと理解
するのは、これはどうも間違いのようだ。
むしろ、現代人とは真逆の解釈で、「神に選ばれた」のだと
受け止めたのだから、これには非常に重いモノがある。

そもそも、「クジ引き」自体が「神の御宣託」を授かろうとする
心があっての行為なのだから、それに「当たった」となれば、
単なる「ラッキー・アンラッキー」という問題ではなく、当然のこと
ながら「神様のご意志はここにある」ということになる。

だから、「神に選ばれた男」足利六代将軍・義教自身も、
その経緯があったからこそ「万人恐怖」と表現されるほどの
専制権政治を行えた、と言えるのではないだろうか。

その義教が暗殺されたことが契機になって、一気に社会が
「戦国時代」になだれこんでいった経緯からすれば、結局のところ
「神に選ばれた」という思いを社会全体が共有していたことの
証にもなろう。この暗殺事件によってやっとのこと「神の呪縛」から
解放された、と言えるのかも知れない。

では、「神のご意志」を尊重することが本当に「GS(世界標準)」
と言えるのだろうか?
例を挙げれば、一神教の世界に登場する「預言者」も「神の
ご意志」を預かって、人間側に伝えようとする存在であるワケだし、
21世紀においてすら、カソリックでは次の教皇を決める選挙
「コンクラーヴェ」でも、その発想を継承されているのである。

ローマ教皇はカソリック最高幹部である枢機卿の互選によって
選ばれる仕組みだそうだが、しかしこれも人間である枢機卿個人
の意志によって選ぶ、というよりは「神」が枢機卿を通じて
選ばせたのだと解釈している・・・そうである。

そうなると、まったく別の方法に見えてしまうが「クジ引き」と
「選挙」はどちらも「神のご意志」を頂戴するという点では
同じモノと言えるし、古今東西を問わず存在していることを
考えあわせれば、これはもう「GS(世界標準)」と言わざるを
得ないことになる。

そういう意味からすれば、昔の日本人の方がむしろ「GS(世界
標準)」のココロを備えていたのかも知れない。

要するに、昔の日本人は神の前で純情であり謙虚だった、という
ことである。 こう考えると、謙虚さを無視したところからは
本当の「GS(世界標準)」は生まれないような思いもする。
だから、現代日本が声高に叫ぶ経済効率のみを重視した
「GS(世界標準)」にはある種の危惧を感じる今日この頃である。

このような貴重な意見を吐く私は、ひょっとしたら「神のご意志」を
預かった、現代の「預言者」なのかも知れないゾ。 
それはともかく、次期教皇を決める枢機卿の投票は、条件を
充たすまで、規則に基づいて何度も何度も繰り返される・・・
ようである。 だから、「コンクラーヴェ(根競べ)」と言う。
つまらんオチで引っ張ったことは陳謝に堪えない。スマヌ!


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